木彫熊 近文アイヌ 旭川駅改修記念 間宮林蔵子孫 間見谷義雄作 喜文 砂澤ビッキ

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木彫り熊 
旭川駅改式記念 昭和35年 旭川アイヌ 間見谷良雄作

3代目旭川駅舎完成記念彫刻

近文アイヌ、木彫り熊の大家 間見谷家のアイヌによる木彫り熊です。

間見谷家とは、幕末に間宮林蔵とアイヌ女性との間に生まれた娘の子孫の家系であり
間宮林蔵顕彰会によると郷土史研究家の秋葉氏による調査で間宮林蔵直系の子孫と確認されたそうです。

永らく間宮林蔵(1780-1844)には子がなく直系の子孫はいない、とされていましたが
2002年(平成14年)、北海道の郷土史家秋葉實が松浦武四郎の記録や聞き取り調査によって林蔵とアイヌ女性アシメノコ(1796-1845頃)との間に娘ニヌシマツ(1814-1852)が生まれ、その子孫が北海道の旭川市内にいることを突き止めました。
林蔵は残された妻と娘に「間宮」姓の使用を許可していましたが明治に入りニヌシマツの息子(林蔵の孫)ヌサチウ(1843-1912)が役所に「マミヤ」と戸籍を届ける際に「アイヌが間宮などという位の高い苗字なわけがない」として「間見谷」という表記にされてしまったそうです。
一族の中には木彫り熊発祥とされ、砂澤ビッキの先輩でその人生に影響を与えた間見谷喜文氏がおり
その他にも間見谷キケトクノ(1887-1951)の次男、間見谷喜昭氏などが木彫りを継がれたようで
現在でも数少ないながらも作品が残されておりますし
現在でも旭川に間見谷一族の子孫が現存しております。

本品の銘には昭和35年の旭川駅改修3代目旭川駅への改式記念に彫られたことが記されており(平成23年に改修され現在は4代目)
旭川の郷土史研究に於いて貴重な一品となっております。

作風として立ち上がって鮭をロープに通して背負っている格好で背負わされている鮭を見ても無骨で荒々しながらも繊細な鮭の表情が読み取れます。

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カテゴリー家具・インテリア > インテリア小物 > 置物
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